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シンポジウムに行ってきました

2009年06月10日 16:34

『身体図式を基礎とした動的イメージ生成の脳内メカニズムの解明』に行ってきました。

京大の医学部構内、芝欄会館というところです。
広すぎて迷って、開始時間までにたどり着けなかった・・・。

構内で見かけた桑の木はみんな大木で、桜の木みたいでした。
葉っぱの切れ込みもないし、実もあまり無かった。
桑の実を採っていたおばあさんの話では、養蚕用の桑は新芽を餌にとられるために大木にならず、その分の栄養が実にいくんだろうとのこと。ふむ。


シンポジウムの内容は、認知心理学のようなことでした。
人間が頭の中に思い描いた物体を動かすときに、先験的知識にどう影響されるかということ。
思い描いたものには物理的特性が無いので、ある角度だけ回転した物体を思い描くのにかかる時間(=処理時間)は、その角度によらないのではないかと考えられるが、実際はそうではない。
現実世界の物理的特性…180度回転するのには90度回転するときの倍の時間がかかるとか…が、反映されている。
その特性は、必ずしも後天的に経験で身に付いたものではなくて、先験的知識として生まれつき持っているものもある、その知識はどんなものなのか、という講演でした。

例えば、光の陰影だけで描かれた半球の凹凸は、理屈の上ではどちらが凹でどちらが凸でもいいはず。
しかし人間は、「光は上から来るはず」という先験的知識があるので、この画像では左が凸に見えるわけです。
錯視

そんな感じで、物体を回転させるときの軸は先験的知識でどこに定まるかとか、そんなことを話していました。
あとは、脳内活動の測定の新技術とか、ニューラルネットによる心的イメージ生成とか。


今設計しているロボットの世界認識用センサに組み込んでやろうかな。
(ここから自分の考え)
ロボットの頭脳は基本的にプロセッサなので、莫大なセンサ情報を一度に処理できません。
ワーキングレジスタに置いておくこともできない。
それは人間も同じはずで、でも人間が一度に全ての事柄を認識している(ように見える)のは、それぞれの事柄を低次の機構で処理しているから。
物体を数えるとき、4つくらいまでなら見た瞬間に数を判別できるのは、その特定の数のときに反応するニューロンがあるからで、フラグみたいな感じで情報を取得していると思われる。
で、そういう低次処理機構を組んでやろうかな、と。
画像処理にしても、例えばコップを認識する専用の関数かプロセッサを作って、ロボットとの相対座標のみ返してやれば、それだけならひとつのプロセッサで処理できるはず。
ソフトウェア上ではできているし。
やる気が出るかが問題なのですが。

一日大学をサボって行ってきた割に、収穫が大きかったので良かったです。
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コメント

  1. 茂吉 | URL | -

    Re: シンポジウムに行ってきました

    君の記事を読んで、ロボットを創るということは究極の人間理解なのだと思った。俺にはそういう思想が足りない気がする。

  2. ひねくれロボット | URL | -

    Re: シンポジウムに行ってきました

    >ロボットを創るということは究極の人間理解
    確かにそういうことになります。
    ロボットに人間と同じ感覚を持たせて処理させるのは、人間の脳内でどんな処理システムが働いているのかを知る手助けになる。

    心理学がトップダウンなら、ロボットがボトムアップ。
    作りたいのは人間じゃないんだけどなあ。
    他に手本になるようなものも無いし・・・。

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